2013年8月27日火曜日

底なし沼

これはこわい。




地下の空洞は現在も広がり続けており、その影響で1年間に24エーカー(約9万7,000平方メートル)もの穴が開いたという沼の底。周辺に住んでいた数百世帯もの住民たちは避難を余儀なくされ、原因を作ったテキサス州の企業から支援金も出されているという。地元当局では、今後の見通しや異変の兆候を掴むための監視を随時行っており、今年8月8日と18日には地震や底の崩落など大きな変化が相次いだため、8月21日の午後に関係者らが沼へ調査に訪れた。

その調査の最中に撮影されたのが、今回話題を呼んでいる動画。「動いてる、動いてる」と声を出している関係者らは、沼の水面に泡が立ち始め、目の前に立つ木々がゆっくりと動き出しているのに気付いて、カメラを回し始めたという。やがて、ゆっくりと下に沈みだした木々の方向へ水が引き寄せられ始め、そのスピードは加速。激しい水音をともに、高くそびえ立っていた木々は沈み始めてわずか40秒ほどで水面の下へと消えてしまった。

その後うごめいていた水の流れも収まり、異変が起きて2分後には元の静かな状態に戻った沼。今回のような大きな異変は「まれ」というが、依然広がり続けている底の穴は間もなく25エーカー(約10万1,000平方メートル)に達すると見られている。この動画は米メディアで広く紹介されており、人間が引き起こした衝撃の映像として米国内で高い関心を集めている様子。現状では変動を防止する手立てはなく、専門家は「今後数年にわたって穴の成長は続く」と見ているようだ。




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